広田塾 - オーボエアカデミー VOL.1:美しいビィブラート

 

VOL.1:美しいビィブラート

美しいビィブラートとは

ビィブラートはオーボエのテックニックの中で最も重要なもののひとつです。
美しい(正しい)ビィブラートを使える奏者は、音色、響きが魅力的に聴こえるばかりではなく、音楽表現においてとても強い味方になるはずです。
ビィブラートの基本は一言で表現すると「圧力の変化」です。
音程の上下という感覚ではなく、息のスピードの変化による圧力差で結果的に音程が「ゆらぐ」これがビィブラートです。

練習方法

上の図は、ビィブラートのイメージ図です。オーボエの音域の中で中庸な圧力のEb(es)で練習してみましょう。まず通常の圧力でE bを吹きます。 このとき安定したロングトーンが必要ですので、まずビィブラート無しで安定するまで練習して下さい。
次に通常の圧力のEbから一気に(スイッチを切る様に)息のスピードを弛め、ぶらさっがだらしない音を伸ばします。この圧力の低い音がビィブラートの底辺になります。 ここから走った後の犬の様に「ハッハッハ」と横隔膜を弾ませる要領で元のEbの圧力へ戻し、また一気に落とすことを繰り返します。 この時、圧力の変化に時間がかかると、上記の図の様な玉のビィブラートになりませんので、必ず素早く玉を作る感覚で行ってください。

圧力の変化は素早く!!!

圧力の変化が素早くないと、右の図のように波の様なビィブラートになります。これはだめ!!


圧力の変化は一定に!!!

元の音程(Eb)より高いピッチまで戻してしまったり、戻し方が足りなかったりすると、不安定なビィブラートに聴こえ、ピッチも上ずったり、ぶら下がったり、美しいとはいえません。これもだめ!!